ペットのヒミツ TIPS
大切なペットともっと楽しく暮らすためのTIPS
大切なペットは家族そのもの。
健康で充実した生活を送ってもらうために、日常で気を付けなければならない事がたくさんあります。
このページでは、そんなペットを育てるのに役立つTIPSを質問形式で掲載しています。
知っていそうで知らない意外な事実が見つかるかも?
どうぞ参考になさってくださいね♪
質問一覧
回答一覧
下痢、血便をした。便を持って行った方が良いですか?
下痢、血便などの便の異常があった場合は、便検査が必要な場合があります。
便はなるべく新鮮な物をお持ちになって下さい。 小指の先程の便があれば検査することができます。
血尿をした。どうすれば良いですか?
血尿、頻尿、尿の量が少ない、尿が薄い等の尿の異常があった場合は、尿検査が必要な場合があります。なるべく新鮮な尿を、液体の状態で、清潔な容器に入れてお持ち下さい。
採取してから30分以上経ってしまう場合は、冷蔵保存しておいて下さい。ただし、採取後2時間以上経過したものについては、正しい判断ができない可能性がありますので検査はおすすめできません。
もし液体で採取できなければ、ペットシーツに染み込んだ尿も参考になる事がありますので念のためお持ち下さい。
犬や猫に食べさせてはいけない物はありますか?
基本的には人間が食べる物を与えるのはおすすめできません。人間はほんの少しだと思っていても小さい体の動物にとってはけっこうな量の塩分やカロリーだったりする場合があります。食べると害になる毒性を持った物には以下の様な物があります。
食べ物
- たまねぎ
- たまねぎだけではなく、ねぎ類全般に含まれているアリルプロピルジスフィルドという物質が赤血球のヘモグロビンを酸化し、赤血球が破壊されてしまうため、貧血、黄疸、血尿などがおこります。
このアリルプロピルジスフィルドは調理中に出汁に溶けだしたり、加熱しても壊れないため、加熱調理していてもねぎ類を含む料理、さらにその煮汁を与えてはいけません。
よく聞く話ではすき焼きやハンバーグですね。たまねぎ中毒は動物種や個体によって差があり、猫よりも犬には起こりやすいとされています。
またたくさんたべても全然平気という子もいれば、少しでもぐったりしてしまう子もいます。許容量も症状も個体差が著しいため、原則食べさせてはいけません。 - チョコレート
- チョコレートやお茶、コーラに含まれるテオブロミンやカフェインという物質が心臓や神経を刺激するため、高血圧、不整脈、興奮、痙攣、昏睡などを起こします。
さらに急性の場合には6~24時間以内に死亡することもあります。
また、少しであっても毎日食べ続ければ心不全を起こし、死に至ることもあります。 - キシリトール
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キシリトールは人と動物では感受性が異なり、特に犬に感受性が高いと言われています。
キシリトールは犬ではインスリンの分泌を強烈に促進するため低血糖におちいることがあります。キシリトールを含む食品はたくさんあるため、注意が必要です。
化学物質
- エチレングリコール
- 自動車の不凍液や保冷剤(アイスノン)に含まれており、甘い味がするために、好んで動物が舐めてしまうことがあります。症状は摂取後30分~12時間で多飲多尿、嘔吐、元気消失、痙攣、昏睡、死など急性アルコール中毒に似た症状、12~24時間で呼吸が速くなる、頻脈など、24~72時間で乏尿、嘔吐など腎不全の症状があらわれます。
- ワルファリン(殺鼠剤)
- 殺鼠剤に含まれる成分で、殺鼠剤を直接食べるか殺鼠剤を食べたネズミを食べることによって中毒を起こします。ワルファリンは血液の凝固を抑制するため、血が止まりにくく出血傾向を示し、貧血を起こします。
植物
身近に生えている植物でも摂取すると中毒をおこすものがたくさんあります。アイリス、すずらん、アサガオ、ヒヤシンス、アジサイ、スイセン、キョウチクトウ、ツツジ、パンジー、ユリ、イチイ、ポトス、アイビー、ベンジャミン、牡丹、桔梗、菊、桃、セリ、ワラビなどです。
主な症状は嘔吐、下痢ですが麻痺や痙攣など神経症状、呼吸困難などを起こし、死に至ることもあります。紹介したものはほんの一部であり、中毒をおこす植物はまだまだたくさんあります。散歩に行ったときや、庭に出たときは植物には気をつけましょう。
食べ物じゃないもの食べちゃった・・・
何をどの程度食べたかにより治療法が変わります。食べて30分以内であれば病院で吐かせる事で解消できる場合もあるので症状がなくても様子を見ないでなるべく早い段階で病院に連絡して下さい。
食べた後の破片や同じものがあれば来院時にお持ち下さい。